2016年6月6日

5年目を迎えて

5月の最後の土日に、今年で5年目を迎える青木家田植えツアーが行われました。

毎度の常連さん、4年ぶりの子、初参加が2人、計7人が来てくれました。
最初は珍しがって大勢の人が来てくれましたが、3年目位からは細々とやっています。

なんせあまり大々的に告知をするわけではないし、決まった参加費や定員を決めているわけでもないのでばらつきが出るのは当然のこと。もちろん参加者がいなければその回は中止になります。逆にひとりでも来たいという人がいれば当然やります。

これはツアーと言うものの、どちらかというとちょっとした里帰りなのです。

誰でも「実家=田舎」とは限りません。都内の高層マンションが実家という人も当たり前にいるわけです。

田舎のおばあちゃん家にちょっとした憧れを抱いたり、田舎の暮らしに興味があったり、たまに山々に囲まれて現実逃避したかったりと、目的が農業体験じゃなくてもいいのです。

寝起きを共にして一緒にテーブルを囲んで、初対面なのに深夜まで語り合ったりして、翌日二日酔いで労働どころじゃない時もあります。参加者はお客様ではないのでご飯の支度とか布団の準備も一緒にやってもらいます。義母は自分の作った野菜を嬉しそうに皆に持たせます。大好きな常連組のお姉さんに会いたくて地元の小学生が何日も前からソワソワしています。

この、非日常だけど特別じゃない感じがたまらなく楽しいのです。これを味わいたくてここまで続けてこれたんだなぁと思います。

初めは農業の楽しさとかをアピールして下火になってる日本の農業を盛り上げたい!とかいかにもミーハーな考えでいましたが、どうやらこれは違うようだと気付きました(笑)

もちろんこういう風に思えるのは参加メンバーに恵まれているからなのです。本当に素晴らしい人間ばかり!見習いたいことばかりです。

これからも途切れさせないようにという使命感ではなくて、出来るときにする、出来なくてもいいってくらいのスタンスで自然体で無理せず楽しんでいきたいです。

皆が植えた苗は根がはりシャンとしてきました。大将とかいじが早朝チェーン除草を頑張ってくれています!でも次の草取りの頃には十分過ぎるほどに雑草が生えていることでしょう‼
季節は夏を目前に控え、田んぼの周りにはたくさんの生き物が活動しています。
トンボの姿もお目見えしています。

辺りの田んぼは青い絨毯が広がっているようです。暑いのは苦手ですが、鮮やかな季節は大好きです。

次の再会も楽しみです。