2013年7月29日

放流と夏の雲


雨が続いていましたが、昨日は珍しく晴れ、夏らしい濃密な雲が姿を見せました。
湿気もあまりなく、日差しがカンカンと暑い一日となりました。

午前と午後で用意した3ℓのポカリはグングンと吸い込まれ、それでも足りないくらいの汗で大将のつなぎはビショビショ!週末に続いた飲み会のアルコールもこの1日で出きったのでは?

今日はとてつもない勢いで伸びる草を刈り、無農薬の田んぼの溝切りを行いました。
溝切り機にまたがるともう頭しか見えないほど苗は伸びています。

早生に続いてこしいぶきの穂も出始めました。
五百万石は早くもこうべを垂れ始めました。


この日は朝から忙しかったんですが、なぜなら今日は年に一回のゴミ収集日。
昨年と同様、除草剤の空容器や肥料の袋、壊れたあぜシートに塩ビ管など、様々なゴミを回収してくれる日なんです。作業してるのは農協職員の皆さん。

朝からご苦労様でした(^O^)


この日の前夜、仕事から帰って田んぼに行くと、大将は草刈りの真っ最中。
と、突然「網とバケツ」。

どうやら池に放す魚を捕まえに行くとのこと。場所は福島潟の田んぼの用水です。


草刈り機のベルトも外さずにいざ!捕れたかな?
メダカほどの大きさのあぶらハヤの稚魚が30匹ほど捕れました(*^_^*)
その姿は大きな小学生(笑)


田んぼの脇に作った江に放流します。大きくなりますように。
大きくなってもメダカは食べないよね?ちょっと心配です(^_^;)


そういえば韓国で主流のジャンボタニシらしきものも捕まりました。
これは確かにでかい!サザエほどの大きさですかね。これも放流。

大人になっても魚を捕まえたりするのってやっぱりワクワクして楽しいものです。
雨が落ち着いて水の濁りがなくなったら江の中の様子も今より良く見えるはず。その時に
たくさんの生き物がいることを願います。


2013年7月24日

ひぐらし鳴いて


まだ梅雨明け前だというのに、ひぐらしが鳴くとその悲しげな声に早くも秋を感じてしまいます。
暑い夏はこれから!

田んぼでは五百万石という酒米の穂が出始めています。
我が家では作っていませんが、酒米や早生品種はそろそろ実りの時期を迎えます。当然収穫も早く、特に今年は生育が早いため九月早々もしくは八月末には稲刈りが始まるかもしれません。

只今の作業と言えば、穂肥と草刈り。連日の大雨と本業の忙しさのため思うように田んぼ仕事が進まず大将はやきもきしています(^_^;)

今夜は地元の農協青年部、商工会青年部、温泉組合青年部の三青会総会で出かけています。
相変わらず時間がない人間です(+o+)お疲れ様です。


昨晩は地元の「地蔵様祭り」という催しがありました。これは笹神の一部の地域とお隣新発田市の一部の地域で行われているらしく、私もここに嫁いできて初めて知ったものです。

祭りと言っても、お墓に線香とろうそくとお花をあげて水あげをするところまではお墓参りと一緒。
一つ違うのが、お菓子をたくさん置いて、なおかつそれを持ち帰るというもの。
自分の家のお墓に供えられたお菓子はそこの家の人が持ち帰るのだそうです(^O^)

公子さん曰く昔は子供も大勢いて、袋一杯にお菓子を持って帰ってきたそうです。まるでだんごまきです(*^_^*)暗闇にぼんやりと灯るろうそくの火は少し妖しげで、でもとても幻想的で綺麗でした。

そんな中でも大将はお仕事モード!!!
墓場のお隣にある無農薬の田んぼに黒酢を撒きます。



風に舞った黒酢のしぶきがシャワーみたいで気持ちいい~。でもむせそうな匂い(笑)

美味しいお米に育ってください(*^^)v

2013年7月16日

2013草取りツアーを終えて

 
二年目を迎えた青木家の米作りツアーですが、最も過酷と言われた草取りツアーが先週末無事に決行されました。
 
昨年は二泊三日、暑い中みっちり草取りをしましたが、今年は一転してお楽しみ盛りだくさんのツアーとなりました!昨年参加した人はかわいそうなほど(^_^;)
 
一日目は朝からバケツ雨が続いていましたが、午後からは天気も持ち直し、しかも雲が出ていて小雨が降っていたため過ごしやすい日となりました。
 
今年は大将が柔道を教えている子供たちも一緒に参加させたいということで、子供たちも一緒に草取り、、、、、をするはずが。
小学生の男子がそうそう素直に労働をするわけがなく、しかもお母さん不在のため今がチャンスとばかりにはしゃぎまくり!すっぽんぽんになって水路を走る子がいれば、苗を潰しながら田んぼを泳ぎまくる子もいたりして、もうやりたい放題!
 
いつもは童心に還って泥んこになるツアーメンバーでさえ、現役のテンションには到底かなわないようで、呆然としていました(笑)
 
 
 
夜になっても子供たちのテンションは衰えることはありませんでした。
 
実は、今回このことでツアー自体の主体がぶれてしまったような気がして、私としては心配な部分があったのですが、参加メンバーはどんなふうに感じたかな?
 
まあ、まだ形になっていないツアーでもあるので今後の課題は山積みなんですが、中でも一番に「農業」というものを私たちなりに発信するということが最大の目的なわけです。それも、表面の良い面だけではなく、苦労やデメリットといった部分も含めて全部を伝えたいんです。
 
今メディアでは、若い女性の就農や都会での農業体験、自給自足の気ままな暮らしなど、魅力たっぷりの情報がたくさん飛び交っていますが、そんなのはごくごくわずか。ほんの一握りの人達だけのもの。実際は、辛い肉体労働や休みのない日々、担い手の不足など問題や苦労は絶えることはありません。
 
それでも農業って素晴らしい!生きがいを感じる!って思えないとそうそう簡単に就農はできないんだと思います。私自身がまだどっぷりと農業に浸かっていないのであまり偉そうなことは言えないんですが、楽しいだけじゃ魅力に欠けるのは間違いないと思います(・へ・)!
 
これからこのツアーを続けていくためにも、もっと地域ぐるみで農家仲間を巻き込んで形にしていくのが課題でしょうかね。
 
 
 
さて、それはひとまず置いておいて。
二日目は生き物調査にそば打ち、昨年実現できなかったブルーベリー積みなど、盛りだくさんの内容でみんなも満足していたようです(*^_^*)一足早い田舎での夏休みといったところでしょうか。
 
その様子は、いつものように事務局長の剛に任せると致します。
 
 
今回も仕事の合間を縫ってわざわざ泥んこになりに来てくれたみんなに、そして毎回嫌な顔せず協力してくれる笹神の仲間たち、水野さん、青木家のみんなに、心から感謝します!
 
 
盛り上げてくれた柔道少年にも、、、、、(*^^)v
 
 
次回は少し時間が空いて秋の収穫となります!一応締めですね。
また秋に会いましょう!
 
 


2013年7月8日

不耕起でも

同じように草はグングン成長して立派に育つものです。
苗は色があせてしまい生育も遅いようです。

これは一刻も早く何とかしなくてはいけない!

ま、草を取るしかないんですが、ここ最近のお天気と言ったら見事な雨、雨、雨!
それもスコールのような激しい降りになったり、かと思いきやしとしととしおらしく降ってみたり。
まったく読めないので、途中から降り出した雨はある程度無視してバシャバシャになりながら作業をするしかありません。

かんかんに照り付けるよりはずっと快適ですがね(^_^;)


ここのところ写真を撮るということが頭からすっぽり抜けていて、それなりにいろいろな仕事をしたのですが画像がないという始末!

ちなみにこれはマリーゴールドを植えるために土を起こす大将を見ている私の足。


まったくもって無意味な写真でした(+o+)


お次は神業ともいえるトラクターテク!水路の壁ぎりぎりに機械を沿うように乗りこなす。
その隙間わずか三センチといったところでしょうか!



これは私には生涯修得することはできなさそうです。


他にもマルチを張ったり、草取りをしたり穂肥をくれたり、なかなかひと段落つく暇もなく今週末は草取りツアーを迎えます!私も安定期に入ったので無理せず動こうと思います(^O^)

こんな風に田んぼと向き合っていると一年という月日があっという間に過ぎて行ってしまいますが、思い返せばいろいろな体験や思い出が蘇ってくるので、あまり悲観的になるのはやめましょう。

一年も折り返しに入りましたが、下半期もたくさん笑い慌ただしく日々を過ごしていけたらいいと思います。