2020年1月30日

新規圃場の洗礼

今年からまた農地が増えます。
嫁いだ当初7haだった農地は20haに増えました。

高齢で離農する農家さんは年々増えて、かといってそれに伴って担い手が増えるなんてことはなく、ましてや我が家は若手なもんだからそりゃ農地が増えるのは自然の摂理なのです。

もちろん農地が増えるのは喜ばしいことですが、やっぱりそこには不安とか悩みが付き物です。
単純に作業追い付くのかとか、管理が行き届かなくて圃場が荒れるんじゃないかとか。

しかし!そんなことで悩むより前に、とりあえず新規圃場で我々を悩ませるのは今の状態。はっきり言って離農するってことはもう出来ないってことで、つまりは既に荒れてるケースが多いのです。
一概には言えませんがね。

現役の方でも、わーお!ってな田んぼの人もいるし、高齢だろうがきちんとしてる人も当然います。

でも今回は残念ながら前者でした。

とにかく排水が大変なことに!
コーナー部にはどこから流れてきたのか家屋の梁の部分と思われる木材が引っ掛かりダム化してました。

木材を引き上げ、垂れ下がった枝や張り出した木の根を伐採し、草刈り、ごみあげ、とほぼ一日かかりました。
私は上下カッパで、田植え長を履き、半日水の中に浸かったままの作業。普通ならこの季節にこんな仕事出来ませんが、不幸中の幸い、雪もなく暖かい日だったので、水の中なのに汗をかきながらの作業となりました。

ここの他にも難ありの圃場があります。
いつもなら冬ごもりするこの季節ですが、この天候ではこもる気にもなれません。春作業の前に少しずつでも補修し、万全の状態で春を迎えたいものです。

2020年1月21日

ぼかし作り

今までにないほどの暖冬です。

雪も全く降らず、今年の米作りは水不足が心配されます。
あればあったで不便もありますが、やっぱり新潟の冬には雪が必要。季節感もないし景色もいまいちで、きっと春の訪れに対する喜びもさほど感じないのでは?

もやもやしながらも恒例のぼかし作りが始まりました!

小屋の一角に陣取っていた私の箒草は、場所を師匠の家の縁側に移し、待ってました!と大量のぼかしの材料たちが押し寄せてきました。

まずはおからの収集。村杉にある豆腐工場からおからを頂戴しています。
ふわふわで真っ白でほんのり大豆のいいかおり🙂🎵
きっとこのまま食べても美味しいところを、贅沢にも肥料に使わせていただきます‼

この他に、米糠、粉々にした青竹、蟹殻と竹の発酵肥料、昨年のぼかし、牡蠣殻、乳酸菌。料理のレシピさながらたくさんの材料がどんどん投入されていきます。

あとはひたすらに撹拌作業。

稲刈りからほとんど力仕事をしていない我々にとってこの地味な重労働はかなりこたえます。この日は特に気温も高く、汗をかきながらの作業となりました。


このあと数回の切り返しを経て、栄養たっぷりの肥料が出来上がります!

間もなく2月。
早くも春作業の気配を感じる今日この頃です。

2020年1月7日

2020年こそは

結局一年越し(それ以上ですが)の更新となりましたが、まだ農家です。
今年で専業3年目。後厄37歳頑張る所存です。

昨年は体の不調が重なり、厄年の恐ろしさを身を持って体験したわけですが、今年も気を抜かず控え目にいきたいです。

昨年から地元ささかみ農協のしめ飾り部会に仲間入りさせてもらい、真夏の青刈り(出穂前の青々とした稲を刈る作業)、乾燥した藁の選り作業、そしてお正月に向けたしめ飾り作りと、一連の流れに参加しました。

数をこなすと素人なりに形になり、終わる頃には作りたい欲がじわじわ。

とりあえず遠方の友人に送ったり、家の神棚のしめ縄を作ってみました。

ちょっと寸足らずでしたが笑笑

来年はもっとましに作れるようになりたいです(+_+)

そして今年から仕事の拠点である格納庫にも神棚を設置しました‼

地元旦飯野神社のお札と鯛のお飾りをお供えしました。
罰当たりな変顔の二人は我が家の怪獣たちです!

今年は今までよりもほんの少しIT機器に慣れたいと思います。