2012年4月2日

新潟の春は遠い…


突然の日帰り佐渡ツアー!
4月1日、JAささかみの職員2人と若手農家と我々夫婦の計5人で
佐渡へ行ってきました。この日は気温も低く、フェリーに乗る頃には雪まで降る始末。
そんな日になぜ佐渡なのか?

目的はこれでした!!!


みんな熱心に話を聞いてるよ。
(ちなみに長靴はもちろん持参)

佐渡では今島全体で朱鷺の保護と繁殖などに力を入れています。
それに欠かせないのが農家の方々の協力です。

田んぼは朱鷺にとって大事な餌場なのです。無農薬や減農薬の田んぼには朱鷺の
餌になる生き物が生息しています。この生き物たちを増やすための面白い工夫が、
佐渡の田んぼには見られます。




スロープ水路はいわば水路に落ちた生き物の救難階段とでも言えますでしょうか。
この小さな階段をカエルやイモリが登るのを想像するとなんだか癒されますヽ(^。^)ノ
でも、この水路の流れ、実はかなりの激流…。
果たしてこの流れに逆らって階段までたどり着けるのか!?             
スロープ水路



こんなのもあります。

これはダムや河川で見られる
魚道と同じものです。
サイズはミニチュア。
結構なお値段します(笑)
今時期は水が流れていないので正直私もうまい説明が出来ません。あしからず…。


魚道




これらの写真はほんの一部で、設置されている場所もたくさんではないみたいですね。


おおくの田んぼで目にするのは“江”というものです。



田んぼの脇を小川が流れているように見えるのが、この“江”です。“え”です。
用水が江から田んぼに流れて、田んぼから下の江に落ちるという繰り返し。
ここにはカエルや小魚、虫などがたくさん生息しています。
この日はおたまじゃくしに会えました。これから暖かくなるにつれて、
きっともっとたくさんの生き物に出会えると思います。


ここで育った生き物が田んぼに入り、朱鷺の大切な餌になります。
もちろん良い土を作ったり、繁殖を繰り返し命を繋げるものもあります。
つまりは自然界の食物連鎖がここにはごく自然にあるわけですね。あるべき姿です。

我が家の大将もこの田んぼにとっても興味があるんです。
何年先になるかはわかりませんが笹神にも、
この風景が見られるようになるといいなと思います。

日帰り弾丸ツアーの締めは甘い甘い越後姫!
今回の見学をさせてくれた農家の斉藤さんが大事に育てた越後姫。
とにかく柔らかくて甘くてジューシー!!!たまらん!


短い時間でしたがいい旅になりました。
佐渡で一足早い春を感じ、まだ雪が残る笹神にかえってきました。

うちの田んぼにおたまじゃくしが見られるのはもう少し先のようです…。

1 件のコメント:

  1. 佐渡お疲れ様でした。
    かっこいいブログはじめたんスネ!
    志高く、お互い農作業がんばりましょう♪

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