2012年4月4日

兼業農家であるということ


我が家は兼業農家です。
昼間は夫婦で会社勤めをしてます(当たり前)

…ということは、農作業をするのは休日と朝夕。たまにナイター。

爆弾低気圧が来ようが雨が降ろうがやるっきゃないのです。

今日は昨日とはうってかわって良い天気?
風はまだ強いけど仕事帰りにきれいな夕焼けが見れました。


今日の仕事は“いざらい”です。

いざらいとは、水路の泥さらいのことです。いざらいという言い方は新潟の方言です。
地域によっては日曜日を利用して、地区全体のいざらいを共同で行ったりもします。
角スコで水路に溜まった泥をあげます
腰にくる~(ー_ー)!!

いざらいは、水の流れをよくするために行います。

田んぼの水は、個人のものではありません。河川や山から流れる豊富な水は
農家みんなのものです。どこかの水路の流れが悪くなると、下流の田んぼにも
上流の田んぼにも迷惑がかかります。

これからの米作りに向けて、田んぼでの一番最初の作業であり、
とっても大切な作業のひとつです。

いざらいが終わった水路はすっきりさっぱり。
水路の中だけでなく、水路の淵の垂れた枯草も取り除きます。
このとき、角スコで土を削り、足場となるスッテプ(=犬走り)を作ります。
大将のこだわりがここでも見られます!
今日の仕事終わりは19時過ぎ。
この時期、18時半を過ぎると辺りは一気に暗くなります。
夜の農道。

ほっぺの泥はいざらいにはつきものです。と言ったら旦那につっこまれました。
この強風では仕方ありません!
  
 帰り道、我が家の冬みず田んぼには寝床に着いた白鳥たち。
今年の春は遠いのでまだシベリアには帰らないようです。



作業場にはたくさんの肥料や
土が、出番を今か今かと
待っています。


今週の土曜日はいよいよ種まきです。みんなの出番だよ!種籾をひっくり返して本日の作業は終了です。

兼業農家は限られた時間の中でいかに効率的に仕事をこなせるかが重要です。
昼間の仕事と合間の農作業。過酷ではあるけどものは考え様。
いざらいの泥が顔にはねたら泥パック。
水路から泥を上げるのはくびれ運動。

なんでも楽しくやれば辛さは半減します。
美味しいお米と美容のために明日からまた頑張るぞ~!

2 件のコメント:

  1. 5月はいざらいますよ〜!人海戦術で一気にいざらいますよ〜!笑

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    1. 残念ながらいざらいは田植え前におわりです(笑)

      その勢い夏の草取りまでとっておいてね!

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