2012年9月24日

張込。乾燥。臼吹き。

季節はすっかり秋です!
一週間前まで暑い暑いと言っていたのに、日中でも涼しく感じるようになりました。昨日は一日雨模様。稲刈りをする予定でしたがお預けです。

ブログもすっかり怠けてしまいました(;_:)
さて今日は刈り取った後のお米の流れについてです。



これが我が家の乾燥機です。50石を二台!
個人のものとしてはかなり大きいとのこと。
まずはここに米を送ります。これが張込という作業になります。
コンテナ側にセット!

反対側は乾燥機にセット。

コンテナから米がどんどん送られていきます。
この作業単純に見えますが手順を間違うと大変なことに(ー_ー)!!
今回その大変なことをしでかしてしまいました…。一気にコンテナの米を入れてしまい機械に負荷がかかりすぎて止まってしまい稲刈り中の大将を呼び戻すことに(;_:)無駄な時間を使わせてしまいました。


乾燥機がいっぱいになると指定された水分になるまで米を乾燥させます。
その後貯蔵庫へ送られます。この時米はまだもみ殻をかぶったままです。

次はもみをとって玄米にし、袋詰めをする作業「臼吹き」です。

これが臼吹きセット(●^o^●)


まずはこの機械で米の選別ともみ殻を取る作業が行われます。
ゴミや中身のないもみなどは家畜の飼料となります。

ここでは一時間に約25俵、重さにして約1500kgの米が次々に袋の中へと送られていきます。ここでさらに米の選別が行われ、青米や割れたものは別の人生を辿ります(ー_ー)!!

新米のパリパリの袋からもれた米たちはしわしわの古い袋へ…。
その名も“くず米”
低価格で納められます(+o+)
こうして選ばれし24年度産の新米は袋詰めされます。
この袋には、生産者と産地、米の規格などが記されるんですが、これらもみんな手作業で行われます。そこでスタンプ押しとシール貼りの助っ人が来てくれました(^O^)
水野さん母娘と姪っ子たちです!

真剣な表情(*^^)vちゃんとお手伝いできるようになりました!

最後に袋を閉じて完成です!
この閉じ方がネックなんです!大将がやるといとも簡単にたたまれて折り目も美しいのですが、実際やってみるとしわくちゃになったり捻じれたり。ここでも経験の差を思い知らされました。
なんと美しい折り目だこと!!!
イマイチ!
この臼吹きが終わらないと乾燥機が空かないため、次の稲刈りも出来ないのです。そのために日付が変わるまでひたすら袋を縛り続けることもしばしば、、、。こないだは二時までしていました。そんな時は飲まなきゃやってられんということで作業場が晩酌所になります(笑)

これも兼業農家の定めなのか、、、。


山のように積み上げられた米たちは、出荷を待つばかり。
皆さんの食卓に着く日もそう遠くはありません(*^_^*)






2012年9月10日

収穫の秋です


8日9日の土日に稲刈りが始まりました。
コンバインと一年ぶりの再会です(^O^)迫力あります!王蟲みたい!

心配されたお天気も見事なまでの晴れ!晴れたはいいが暑くてたまりません、、、。


この二日間で約一丁三反の「こしいぶき」という品種のお米を刈り取ります。
今日は同じ市内の京ヶ瀬から、石栗さんという叔父さんが運搬のお手伝いに来てくれました。



いざ出陣!

どんどん刈り取られる稲たち。

コンバインの仕組みってすごい\(◎o◎)/!

通ったあとはこの通り。
田植えの時も機械ってすごいなぁと感心しましたが、稲刈りでもやっぱり感心しちゃいます。
吸い込まれるように機械の中に消え、もみ以外はカッターで粉砕して撒きながら進みます。
藁として残したい場合はそれも可能。まったくよく出来たやつです!



コンバインのタンクがいっぱいになったら軽トラにつけられたコンテナへ移します。
 

コンテナの中はこんな感じ。コンテナがいっぱいになったら、家の乾燥機へと運ばれます。



田植えは最後に外周を植えていましたが、稲刈りは外周からぐるぐると内側に向かって刈っていきます。この時刈られた列にイナゴやらカエルやらがたくさん出てきて逃げ惑うんですが、隠れたいからなのかわざわざ刈っていない列に入り込むんです。そうすると結局またまた刈り取られてしまって、運よく逃げれればいいんですが大抵は、、、お陀仏です(+o+)
イナゴは稲穂ごとコンバインに吸い込まれバラバラになってコンテナへ、、、、。カエルはキャタピラでぺしゃんこか、、、。こればっかりは私も見ないふりです。気にしてたら一日に一周も出来なくなります。


さて、私もチャレンジ!昨年何回か乗りましたが、一年経つとほとんど初心者に逆戻りです。


最初は緊張してたけど、、、

すっかり調子に乗ってます(笑)

最後は余裕綽々。気持ちだけは一人前。

稲刈りは穂のカスが出るのでこの暑い中でも完全防備で挑みます。下手に肌についてしまうとあちこちがチクチクして大変なことになるのです。こうしてみると完全なる田舎のかかさです。

まだまだこの後にはもち米とコシヒカリ、そして有機栽培の手刈りが待ち受けています!
早く風邪を治してしっかり頑張らねば(*^^)v



2012年9月6日

もうすぐきんいろ



さて、あの忌々しい暑さはどこへやら?
すっかり秋の気配です!朝晩は半袖だと少し肌寒いような日もでてきました。

夏の青空と真っ白な入道雲は次の夏までお目見えすることはなさそうです。


ここ最近新潟は雷と激しい雨がほとんどでしたが、今日はきれいな夕焼け空です。
いよいよ田んぼはキラキラ輝く“きんいろたんぼ”へと姿を変えていきます。


稲穂は日に日に頭を低くして今にも地面に付きそうなほど!

田植えから約3か月。このたった3か月の間にこんな立派になるんですね~(●^o^●)
毎日見ていたはずなのにやっぱり驚きと感動をおぼえます、、、。


田んぼの仕事は最後の最後まで草との戦いです!
今日はいよいよ無農薬の田んぼです。といっても中じゃなくて外ですが。

ただここ土橋の草はほとんど手付かずだったため、刈り払い機で刈っちまおう作戦です。

恐怖の四反無農薬、、、。勇ましく中へと入る大将。


「ぬかってひんでわ!!!あるかんね!」    (訳:ぬかるんでひどいため歩けない)

連日の雨ともともとの土質のためか田んぼはどろどろ\(◎o◎)/!
この週末に再度溝切りをして乾しにかかることになりました!



今週末はいよいよ刈り取りです。まずはもち米から。
それまでに、コンバインの最終調整と、乾燥機の調整、コンテナのセット、作業場の整理とやることは山のよう!
先週末から風邪気味の私ですが、それを知ってか熱が出ない!このまま持ちこたえて週末に備えたいと思います!


笹神の大地が金色に染まるまでそう遠くはないようです、、、、。





たまにはいいじゃないか


こちらは先週の土曜日。IN胎内スキー場の一角での一枚。


この日の夜9時近くになって大将の電話が鳴りました。
お相手はお友達の車の整備工のおじさま。このおじさまお盆に倒れてついこないだお見舞いに行ったばかり。

がっっっ!!!

「オレ今日退院して今胎内のイベントにいるんだよ!みんないるからお前も来い(^O^)」
なんて信じられないこと言うもんだから、行ってきました。

もともとそのおじさまと参加する予定が、入院したので諦めていたとのこと。
未知の世界に対する恐怖と、眠気と、パジャマから再度身支度をするめんどくささから行くのを渋っていた私でしたが、結局根負けしてしまいました(+o+)

街頭すらないような真っ暗なところに、徐々に近くなるネオンの明かり、、、、。



そこで目にしたのは!!!!!







ちなみに危険な集会じゃありませんよ(笑)
こよなくカスタムカーを愛する人たちの集まりです。

私が想像していたような雰囲気は全くなく、和気あいあいと飲み食いしたり、あ互いの愛車を見せ合ったりと、なんだかすごく和やかでした。
今回のイベントはおそらく小規模のものだったんじゃないかなと思うのですが、私にとってこれだけの数のピカピカ車が並ぶのはもちろん人生初!緊張より物珍しさが勝ったのか、すごいすごいと言いながら見て回りました(*^^)v

中には数千万はくだらないだろうという手のかけ方をしたものも!
触るだけでお金を取られちゃいそうですよね~。見るだけでお腹いっぱい!


このあと表彰式が終わると、宴会の始まりです。もちろん屋外。
大将も久しぶりに会う仲間と楽しそうに喋ってました。毎朝毎晩農作業に追われる大将にとって、久しぶりの自分の趣味の世界と仲間との再会となりました。
私の眠気が限界で、最後までお付き合いはできませんでしたが(^_^;)ごめんね。


農家、しかも兼業でやるということは、なかなか自分の時間というものが作れないということがよくわかりました。それでもまだまだ農地を増やしたいというわけですから驚きです。それほど米作りに対して強い思いがあるんだなぁと感心してしまいました。


2012年9月1日

そろそろ、そろそろ


気がつけば9月。
そろっと刈り取りに向けて準備に本腰を入れねば!っと思っておる小山です。
ちなみに「そろっと」は新潟の方言のようです。(そろそろの意)

秋に向けては色々と「やりたいなぁ」と思う事が山のようにありますが、
現実には今回どこまで「できるか!」が実情でございます。

やりたいことの一つに、ハードワークに耐えうる、タフなユニフォームの導入。
要はいい感じの作業着が欲しいなぁと考えています。大将リクエストでもあるTです。

そこで本日、仕事帰りに寄り道をして原宿の生地屋さんに。
モヒカンめがねに蛍光イエローのTシャツ、ちょいと2丁目路線の
気さくで豊富な知識を持つ兄さんからたっぷり情報をもらい、
モノと技術は目処が立ちそうです。結構、細かなこだわりがだせそうな予感。

なので次は、肝心の「何をどう表すか」なんですが、
ここからはモノだけの話ではなく、今後を見据えて・・・とか、
色々と状況とビジョンなんかをある程度共有したいな〜と思っていたりもします。

もしかするとそれを秋にささかみで話すことになるかもしれませんが、
なんとな〜く、こうなったらいいなぁとか、こうでありたいとか、
今年限りにしたくないなぁと感じているので、継続的に発展させていける仕組みを
考えていきたいなぁと漠然と思っています。一人で考えるのにも限界があるので、
それぞれ意見を出し合えればなぁと、その上でひとつの方向性を
見出せたらいいなぁと、今の段階では考えています。

そんなことで、動き始めますので、みなさまよろしくお願いします!
明日は5時起きで奥多摩の森に木を倒しに行ってきます。